電通で過労死 残業は100時間超え!裁判はどうなる?

2015年12月25日に電通の新入社員、高橋まつりさんが自殺しました。
この事件について、正式に裁判が行われることが発表されました。
広告大手電通の実態がメディアでも大きく取り上げられましたが、
今回裁判が行われることが決定したのでどんな事件だったのか振り返ってみます。

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電通で過労死 裁判が決定!

2015年12月25日に東京大学文学部卒業の高橋まつりさんが自殺しました。
広告大手電通の違法残業事件で、東京簡易裁判所は労働基準法違反の罪で、東京地検の処分で書面審理だけで決める略式命令を出すのは「不相当」と判断し、正式な裁判を開くことが12日に決定しました。
電通のブラックさが大きく取り上げられましたが、当時のまつりさんはどのような状況だったのでしょうか?

これはまつりさんのツイートで、死を連想するワードがたくさん入っています。
月に最長130時間の残業、朝5時帰宅、睡眠時間2時間、土日出勤など普通ではありえない生活をしていました。
母親の話によると徹夜で作業をしている日もあったそうです。
また、上司から「髪がボサボサ、目が充血したまま出勤するな」「女子力がない」と言われるなどパワハラも受けていました。
その時に母親に相談していた内容がこちらです。

「『こんなにつらいと思わなかった』『今週10時間しか寝ていない』『会社やめたい』『休職するか退職するか、自分で決めるので、お母さんは口出ししないでね』」

生活が想像以上に苦しく、誰しも辞めたくなりますね。
このことから2016年の9月に、労働基準監督署は高橋まつりさんの死がただの自殺ではなく、長時間労働が原因として労災認定されました。これは過労死と認められたということになります。

そして亡くなった当日に送った母親へのメールがこちらです。

大好きで大切なおかあさん。さようなら。ありがとう。人生も仕事もすべてがつらいです。お母さん、自分を責めないでね。最高のお母さんだから

まつりさんの両親は離婚しているため、「一流企業に就職し、女手一つで育ててくれたお母さんを楽にしてあげたい」という気持ちで就職したのに、本当に無念です。
母への気持ちが溢れていて、素敵な方なのがとても伝わってきます。

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電通に受け継がれる鬼十則とは?

電通の4代目、吉田秀雄社長が1951年に作成した社員手帳に書かれている内容が電通マンの行動規範を定めた『鬼十則』の内容がこちらです。

1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

 

5の内容について、これは自分がどんなに辛い状況になったとしても、死んでも働けということですね…
社訓がこれではブラックを主張しているみたいなものです。
これに対して母親は

命より、大切な仕事はありません。
娘の死はパフォーマンスではありません。フィクションでもありません。
現実に起こったことなのです。

今はどこの会社も人手不足で残業が多い、その上残業代がでない、休日出勤などブラック企業になりつつ会社もあると思います。
これ以上同じようなことを起こさないためにも、この事件を機に見直し、働きやすい環境づくりが大切だと感じます。
この裁判がご遺族の方々にとって最良の結果になることを願うばかりです。

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